振り返ると、今年もけっこうがんばりました。
たくさんいい作品を描きたいです。
今は100号のキャンバスにアクリル絵の具で挑戦しています。
油彩に比べて扱いが楽過ぎて、さて、これからどの画材で描いていくか。
メリークリスマス
バゲットと牛乳を買って帰りましょう。
振り返ると、今年もけっこうがんばりました。
たくさんいい作品を描きたいです。
今は100号のキャンバスにアクリル絵の具で挑戦しています。
油彩に比べて扱いが楽過ぎて、さて、これからどの画材で描いていくか。
メリークリスマス
バゲットと牛乳を買って帰りましょう。
朝から鍋いっぱいのスープを作り、西洋占星術の本を読む。100号のキャンバスを床置きして制作して、お香をたく。
表面だけなぞれば、まるで魔女のような生活ですが、実際はもっと間抜けで人間らしく、かつエキセントリックな生活を送っています。
このところ、私はうるさかったかもしれません。
いちいち周りの出来事に反応して、騒ぎ過ぎたかもしれません。
皆、ひとのグチなど聞く余裕なんてないのです。
辛い時は、なんとかじぶんで消化して、折り合いを付ければいい…と、諦めのような気分で。
それにしても寒い。
先日、忘年会兼誕生日会に参加しました。
お祝いは、楽しいひと時でありました。
ひょうひょうと、かっこいい大人になりたいものです。
作品ファイルの背表紙のシールが茶色くなっていて、過去から近年にかけて見事なグラデーションになっている。
いちばん過去のものは2000年と書いてある。
もう22年も前…!
だというのに、相変わらず私は画家に成れた気がせず、画家どころか結局何者なんだよと、並んだファイルを眺め、打ちのめされる師走でございます。
作品ファイル制作の季節が巡ってきました。
デジタル化…が頭をよぎりますが、面倒でも物として残して置いたほうが良いでしょう。
こんにちは。師走になってしまいました。
お元気にお過ごしでしょうか。
私は羽を休める場所を探しています。
若い時分とは異なる、新たなフェーズに突入したのだな、と身に染みて感じています。
じぶんは変わらない気分でいても、周りの人は、とくに年上の人、親などは、如実に変化が表れます。
歳をとる、という素朴な変化もそうだけど、
もっとその人の本質がむき出しになってくる感じ。
封印していたものが(大概好ましくない性質や感情が)表現される雰囲気。
人間には、表面上の宿題と、内面の宿題があって、どちらかでも放って置くと、すっきりしない人になってしまうのだろうなと、年配者をみていて感じます。
かわいいひとで在る努力は必要なんじゃないかしら。
(ルッキズムと誤解しないで)
内面のお片付け、がんばろ。
過日のギャラリー椿でのautumn show、そして台湾でのArtTaipeiと続き、おかげさまで2022年の主な展示会をおさめる事が出来ました。
応援してくださいました皆さまに深く御礼、感謝申し上げます。
ありがとうございました。
晴れがましい表舞台とはうらはらに、とても地道な修行のような日々を送っています。
様々な体験をすることは重要だと自分に言い聞かせています。
時に好きでないことをすることは、好きな事、好きな時間を際立たせ輝かせてくれます。
一見、作品制作に関係の無いことも、すべては作品に向かっているのだと、信念を貫くほかないのです。
ついつい、じぶんだけが大変だと錯覚してしまいます。
真剣に生きていれば、葛藤の海で泳ぐのは必須です。
それは私を強くし、豊かな精神を育んでくれることでしょう。
楽しいことばかりでは、詰まらないのです。
…と、言い聞かせて
(本音はトホホ、ではありますが…笑)
今年もあと残り2ヶ月、精進してまいりましょう。
ありがとうございました
ART TAIPEI2022’
GALLERY TSUBAKI
Booth : F23
2022/10/21 (Fri) - 2022/10/24 (Mon)
Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1
10月20日からのアート台北2022に先駆けて、ギャラリー椿でのグループショーに作品が出品されます。
2020年に中国の展示のために制作した作品でしたが、件の疫病騒動で展示は中止となり、そのまま画廊に預けていた作品です。
今日はその作品の修正に画廊に行ってきました。
100号のキャンバス作品です。
2年越しの展示です…!
ここ数年はパネルに描いていましたので、キャンバスの風合い、味わいはまた格別のものがあり、素材の違いもお楽しみ頂けたら嬉しいです。
どうぞお立ち寄りください。
よろしくお願いいたします
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AUTUMN SHOW
-11 Artists Group Exhibition-
参加作家:
岩渕 華林 / 門倉 直子
北村 奈津子 / 木下 雅雄
高木 まどか / 内藤 亜澄
中村 萌 / 三木 サチコ
宮下 サトシ / 森口 裕二
山本 麻友香
ギャラリー椿
東京都中央区京橋3-3-10
第一下村ビル1階
2022年10月15日[土] - 10月25日[火]
12:00 PM - 6:00 PM
日曜祝日休廊
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その場所で作品を発表する意味や
その場所だから展示出来た作品など。
思いがけない出来事などについて
ゆっくり咀嚼していたら、
東京は秋。寒いじゃないか。
矛盾を抱えたままのバランスで
過去へ未来へ生き急ぐ。
レッツゴー。
おかげさまで、長野県安曇野市の画廊バナナムーンで開催されました門倉直子展は、無事に会期をまっとうすることが出来ました。
ご来場くださいましたお客様、気にかけてくださいました皆様、ご縁してくださった皆々様に、厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました
小作品のいくつかは、
引き続き画廊バナナムーンのショップ壁面で
ご覧頂けます。
どうぞお立ち寄りください。
ありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう…!
10月2日(日)まで、
長野県安曇野市の画廊バナナムーン2階展示室にて個展開催中です。
観に来てくださったお客様の反応を体感として感じることが出来ないのはもどかしく、
しかしながら、SNSなどの反応に手答えを感じたり、
遠方で作品を展示する楽しさと難しさに想いを巡らす9月です。
すでにご来場のお客様には、感謝申し上げます。
有難うございます。
森の中で展示をするということ、
それは私に「緩み」を与えてくれます。
こんな作品も展示してみようかな、という、
ささやかな冒険心が生まれます。
と同時に、まったくの初対面のひとに
まっさらな所から作品を観て頂く恐ろしさもあったりします。
それでも、「あぁよかったね」というような展示はしたくないなと思っていました。
少し過激な物言いをするならば、
小さなナイフで、サクッと心の一部を刺すようなあと味の展示にしたいと思っていました。
まるで三日月(バナナムーン)のようなネコの爪で
引っ掻かれた時のような。
さて、いかがでしょうか。
作品を楽しんで頂けているでしょうか。
あと数日、よろしくお願いいたします
個展の飾り付け作業翌日は、長野市の善光寺を参拝しました。
小雨模様のしっとりとした、涼やかな空気でした。
確か20年前にも、展覧会で長野に来ています。
街並みの様子はすっかり変わっているように思え、当時は混んでいて辿り着けなかった善光寺にようやくお参りすることができました。
あの時も緑色の服、
今回も緑色の服。
麦わら帽子をかぶって大冒険、の夏でした。
8月末に安曇野の画廊バナナムーンに向かい、
個展の展示飾り付け作業に行ってきました。
最寄駅は穂高駅です。
そこから更に車で10分ほどの森の中、別荘地に画廊バナナムーンは存在します。
この画廊は、週刊新潮の表紙絵を25年に渡り担当されている成瀬政博さんが運営する画廊で、1階展示室では成瀬さんの絵画作品、この期間は100号の新作を鑑賞することができます。
(作業当日、成瀬さんも展示作業に来ていらして、私は急に緊張してしまいました。一見すると優しい気さくなおっちゃん、という感じですが、作品を拝見しますと、凄みというか、こわいものを感じます。それは表紙絵からも、そこはかとなく伝わってきます)
門倉の個展は2階展示室、ここはこじんまりとしたスペースです。
展示作業は、非常にエキサイティングといいましょうか、とても楽しく高揚しました。
頭の中のあった展示風景が再現されるような喜び。
そして、改めて自分の作品を観察し、逃げも隠れも出来ない、わたくしのすべてが否応無く表現されてしまう絵画を目の前に、日頃から精神を整えねば、作品に表れてしまうのだ!と、絵画する怖さと喜びを身をもって感じた次第です。
もっと上手くなりたい、表現を洗練させたい、そう率直に希望を持ちました。
個展は1ヶ月ほど開催されます。
金土日のみの開廊です。
観光シーズン、もし安曇野にお越しになる機会がございましたら、お立ち寄り頂けましたら有り難いです。
【個展のご案内】
門倉直子 展
2022’9.2(金)-10.2(日)
画廊バナナムーン 2階展示室
OPEN 金、土、日 13:00-17:00
長野県安曇野市穂高有明3613-32
090-4819-9878(事務局)
gallerybananamoon@gmail.com
※F4号〜P30号の新作と未発表作品、14点を展示します。
※1階展示室では「週刊新潮」表紙絵を描いて今年25年目を迎えられた成瀬政博さんの作品展「9月の家族」が開催されています。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
【個展のご案内】
門倉直子 展
2022’9.2(金)-10.2(日)
画廊バナナムーン 2階展示室
OPEN 金、土、日 13:00-17:00
長野県安曇野市穂高有明3613-32
090-4819-9878(事務局)
gallerybananamoon@gmail.com
※F4号〜P30号の新作と未発表作品12点を展示します。
※1階展示室では「週刊新潮」表紙絵を描いて今年25年目を迎えられた成瀬政博さんの作品展「9月の家族」が開催されています。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
自分の宿題のみならず、他人の宿題、親の宿題など、とにかく片をつけることで人生は過ぎていくのではないか、と途方に暮れることがある。
たんまりと宿題を残して旅立つひとは、ギリギリまで頑張ったけど、燃え尽きてしまったのだろうか。あるいは、はなから人任せ、どうにかなるさとフワフワして生きていたのか…
真相は本人にも分からないかも知れない。
残された者が推察し、ストーリーを作っているだけかも知れない。
出来ることなら、精神的宿題も物理的宿題も、きれいに片付けてから旅立ちたい。
日々、片付け。心の片付け。
描き切らないとね…!
(画廊Banana Moonの個展によせて)
成長と退行の葛藤、
女性であるということ、
絵画する喜び。
これらについて向き合い、表現しました。
2022年8月 門倉 直子
ひとの心理と表情をテーマに制作しています。
長野と台北に向かう作品は、いよいよ仕上げの時を迎え、梱包発送作業に入りました。
画業の忙しさは至福の時間です。
日常の煩わしさから解放されます。
今回の作品は、先ずは私自身を納得させること、これを心に留めて制作しました。
観るひとの心にも響いてくれたら、なお有り難いです。
私も「生活」をしています。
生活は時にみっともなく、かっこわるく、情けないものです。
それをコツコツ積み重ねながら学んでいく。
そういった日々のことが、心身に染み渡り、制作にも影響します。
ラクして成し遂げる方法など無いのです。
この8月は、制作以外にも遂行しなければならないことが沢山ありましたが、邪魔をされた、とは不思議と思いませんでした。
パズルのように淡々とピースをはめていく、そんな具合で充実していました。困り事も頼まれ事も、すべて私の意志のような感覚でした。
なんてね。実際はね。
クライマックスは長野県安曇野の展示作業、これは楽しみです。
またあらためてお知らせいたします。
この夏はふたつの展示に向けて制作し、締切に追われているという大変有り難い状況です。
展示は、長野県安曇野市の画廊バナナムーンでの個展と、秋に開催されるアート台北です。
台北は以前もお世話になりましたが、再び展示の機会を与えて頂き、嬉しく思っています。
先ずは、私自身が納得いく作品を。
そんな思いで幾つかの大作に取り組んでいます。
制作ばかりでなく、生活もせねばなりません。
じぶんばかりでなく、誰かの命も守らなければならない、そういう人生の時期を味わっています。
決して楽なことではありませんが、この8月は私の人生において、とても重要な時になることでしょう。
乗り越えたいと思います。
どうぞ皆さま、お身体を大切に。
元気にお過ごしください。
何事にもストーリーがあって、生きたぶんだけ伏線が生まれ、それを回収するかのように人生のストーリーもダイナミックになってくる。
過去にもあったような事が再来して、あの時よりマシな対応が出来ると、ゲームに勝ったような気持ちになる。
去年の春先に身体を壊して、この一年、身体のメンテナンスにずいぶんお金と時間を費やした。
西洋医学の医者の先生にはまったく信じてもらえなかったが、漢方や整体でずいぶん治癒された。
「もうひと押し」と思い立ち、よもぎ蒸しサロンに行ってみた。女性専用のサウナのような施設。
これが効いた。トドメの一撃とばかりに、なんかいい感じになってきた。
この一年、微細な心身の変化を観察してきた。
身体も精神も必ず変化する。
老いるとか、そんな単純な話ではなく、深くもなり、浅くもなれる。
少しは強くなったかも知れない。
最近、年配の方と接する機会が多くなったなと思っていたけれど、お世話になってきた方々が、いよいよ高齢者や初老の領域に突入してきたのだ。私が20代の頃お世話になった現役世代の大人の方々が、70代とか80代になっているのだから驚きだ。
その方々は、「おじいちゃん」にも「おばあちゃん」にもならず、活躍していた時分の気分のまま、その時の肩書きのまま、パワフルに歳をとっている。
当時のことを延々と細やかに話してくれる。
人生で一番輝いて活躍していた時期が、その人にとってのセルフイメージになっている。
社会で成功し、活躍した過去がある人ほど、肩書きや地位や栄光は、なかなか手放せるものでは無いのだろうなと、見ていて思う。
何者でもないじぶんに耐えきれない気持ち。私も、画家であることで私を保っていられる。何者でもなかったら、人生迷子。その肩書きに見合う日々の「しごと」をまっとうしているうちは、絵描きを名乗りたい。看板だけ掲げて中身が無かったら、空虚に過ごすしかないけれど。
本当は何者でもないのに、何者かであろうとするのは疲れる。無理がある。エネルギーを消耗する。
今のあるがままを受け入れることの困難さ。
何者でも無い,まっさらな自分を受け入れたら、きっと爽快だろう。
そう考えると、何者でもない、ただの爺さんでありつづける義父は、最強かもしれない。
ずいぶん前の話だが、個展の最中、画廊に来てくれた友人のお子さんが、私の作品を叩いた。
悪戯で叩いたのではなく、激しい怒りでもって思い切り叩いていた。
未就学児の子どもだから、こんな場合は近くに寄って、「これは私が描いた作品です。皆に見てもらうために飾ってあります。触ったり、叩いたりしては絶対にいけません」と、作品を叩いた手を握りしめ、しっかり目を見て、優しく諭すのが大人の振る舞いだろうし、お互いの為だったのだろうけど、私はそれが出来ずに、ただ固まった。
言葉が出なかった。
身体も動かなかった。
母親である友人は「直チャンごめん」と私に謝ってくれたけど、その時の私はたぶん固まったままだったと思う。
その子がとても不機嫌であることは、画廊に入ってきた時すぐ分かった。
その子がママと一緒に居たくて、一生懸命ママについてきて、どんな気持ちでここまで来たかと想像すると、何も言えなかった。
と同時に、作品を叩かれたことに激しい怒りを覚えたのも事実。
その怒りの表現にフタをするために固まった、というのが本当のところかもしれない。わからない。
例え小さな子でも、機嫌が良かろうがわるかろうが、どんな事情があろうが、画廊で作品を傷つける行為に、私はちゃんと注意しなきゃいけなかった。どんな反応をされたとしても。お互いのために。注意しなかったことを反省している。
…という正しさは、時に空虚だ。
私はその小さな子の頬を引っ叩き返したい。
バン!と音が鳴るくらいの力加減で。
この本音の感情こそ本物で、私は私の暴力性に固まるしかない。
リアリティとはこういうことだと思う。
いつかその子は、誰かの作品に「心」をぶん殴られるような体験をするだろう。
美術でも音楽でも、そういう作品に出会ってもらいたいし、私もそれくらいエネルギーのある作品を描きたい。
作品は私の意識を超えたところにある。
私の無意識が反映されている。
無意識は、よほど注意深く観察し洞察しなければ、気付かない。見えてこない。
無意識を意識化していく作業。
それは私の本質、私の作品の本質を探っていく作業。
ひとと雑談していると、作品の輪郭が浮かび上がってくることがある。あれこれひとりで考えるより、その方が本質に近づけることがある。
何を描いているのか?
何を表現しているのか?
常に問い続けないと、見失う。
見失ったまま、ぼんやり楽しく終わってしまうこともある。
それでいいと言うひともいる。
その体験をして、はじめて誰かの気持ちが分かる…
私たちには想像力が備わっているはずだけれど、
身をもって体験してはじめて、誰かの悲しみや葛藤や喜びを腹で理解する。
何年もの時を経て、ブーメランは返ってくる。
思わぬ所で、誰かの気持ちを理解することがある。
その時私は広くなる。
エゴサしましたら、門倉の個展について書いてくださったブログ記事を発見しました。
その内容は、わたくしにとってはあまり気分の良いものではありませんでしたが、それでも色んな感性、色々な視点でもって作品を観て頂けるのは有り難く、作品が広がることに祝砲をあげたいような気持ちです。
しかしながら、作家の意図とはまるで遠い解釈をされてしまうと、そこに少なからず葛藤を覚えます。「チガウ!こういう見方をしてよ、よく作品を読んでよ…!」と…。
けど、それは作家のエゴ。作品を理解してもらうためにここで躍起になるのは、賢明とは思えません。
たとえ「読み違い」をされてしまっても、誰かの感性をコントロールすることは出来ないのです。作品は、観てくださるその人の眼と感性と知性に委ねるほかないのです。
あらゆる視点でもって、作品の本質を問うてもらうこと。
これは作品の宿命です。
花は一瞬にして咲くのではない
花は一筋に咲くのだ
知り合いの元編集者の方から頂いた坂村真民の言葉を心に塗って、制作に励むとしましょう。
がんばります。
先日、3回目のワクチン接種をしてきました。
1,2回目ともに微熱程度で済んでいたのが、今回は38度台の発熱があり、さすがに寝込みました。
こんな時は日常を離れ、いつもと異なる感覚、非日常を否応無く味わうことになります。
精神だけ小旅行しているような。
夕刻になっても、鉛のように重い体はベッドに沈みっぱなし。何も出来ないまま、ブルーグレー色の薄暗い天井をぼんやり見つめていたら、ふと、ひとはその人の世界観の中で生きて、死んでいくんだろうな、という考えが頭に浮かんできました。
現実がどうであろうが、ひとはその人の世界観の中を生きている…
その世界観にどっぷり浸かったり、誰かを巻き込んだり、立ち入れさせなかったり、
同じ空間に居ながら、まったく異なる世界を持って生きているという事もある。
わたしは私を少し遠い位置から眺めて、私の世界観は何色か…いったいどんな世界を生きているのか。熱が引くまで…と、渦中では分からないそれを目を瞑り観察することにしました。
翌日には熱はすっかり引いていました。
生涯のうちで、数点、良作を描ければ、
「在り続ける」ことは出来るかもしれない。
生き続けるには強靭な肉体が必要だけども、、
などと、ふと思った何でもない日。
過去の作品ファイルを眺めて、
これはと思う作品、
しかもコレクターの手元に有るであろう作品は、機を待ち、たくさんの人の喜びになってくれることを願います。
明らかにお客さんの流れが変わった、
と実感した2022年の個展でした。
前回のタブローの個展は2020年2月でしたから、
その体感、コントラストは明らかです。
状況が変化しても、しぶとく画廊を回り、
作品を見続けるお客様さんの存在には励まされます。
広い視野と高い視点から感想を頂けると、
作品も生き生きしてくるものです。
作品の本質をストンと読み解かれると、
じつに爽快です。
伝わった!という喜びです。
その昔、有楽町に天津飯店という中華料理屋があって、元気を出したい時は、そこの北京ちゃんぽんを食べたものでした。
真っ赤な辛いスープは私を投げやりにさせ、
その日の疲れを振り払う魔力がありました。
ちょっと立ち寄るには遠い場所に移転してしまったその店を懐かしんで、私は別の店で、そこはタイ料理屋でしたが、赤く辛いスープの料理、を頂きました。個展最終日の帰り道、ささやかな反省会と打上げです。
「こんな気持ち」を味わえるのは、最後かもしれない。
感慨にふけりました。
ギャラリー椿での個展は、無事に会期をまっとうすることが出来ました。
ご来場のお客様、気にかけてくださった皆々様に
深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。
合掌
開催中の個展のVRを作成して頂きました。
どうぞご覧ください!
https://storage.net-fs.com/hosting/6425311/93/
門倉直子 展
Naoko KADOKURA SoloExhibition
-Dress-
2022年3月19日(土)-4月2日(土)
19 March-2 April,2022
12:00pm-6:00pm(短縮営業)
日、月、祝 休廊
Close on Sunday,Monday and Public Holidays
ギャラリー椿GT2
GALLERY TSUBAKI GT2
東京都中央区京橋3-3-10
第1下村ビル1F
つい先程、作品が運ばれていきました。
場所をとっていた段ボール梱包が、ガランと無くなると、何とも言えない心地良いさみしさで、泣けてきます。
この二年間、苦楽を共しに、語り合った作品たちを私は思った以上に愛していた…。
数日すれば展示飾り付けでまた会えるけれど、作業場にいる作品と、画廊にいる作品では、何かが違ってくるものです。
3月19日(土)より、京橋のギャラリー椿GT2にて
個展が始まります。
どうぞよろしくお願いいたします。
門倉直子 展
Naoko KADOKURA SoloExhibition
-Dress-
2022年3月19日(土) - 4月2日(土)
19 March - 2 April,2022
12:00pm-6:00pm(短縮営業)
日、月、祝 休廊
Close on Sunday,Monday and Public Holidays
ギャラリー椿GT2
GALLERY TSUBAKI GT2
東京都中央区京橋3-3-10
第1下村ビル1F
気に入りのドレスを着た時の高揚感や、
強くなったような気持ち。
****************
2年ぶりのタブローの個展、どうぞご覧ください。
【展示のお知らせ】
Group Show -凛-
2022’2/9(wed)-3/1(tue)
at MORI ART MUSEUM SHOP
六本木ヒルズウエストウォーク3F
美島菊名
山田七重
門倉直子
門倉は、紙に水彩、色鉛筆等で描いた
「姉さんと私」シリーズを展示します。
どうぞご覧ください。
My works is the "Nei-san to watashi (it’s means sis and l)"
series of watercolor and colored pencil drawings on paper.
"Nei-san to watashi" is the story of Oiran and Kamuro.
Please check it out!
テイラースイフトを唄いながら、鍋だかモツだか煮込んでいたのはいつの日か。
皆様こんにちは。
過日のアートスペース羅針盤でのグループ展では
ありがとうございました。
直接作品を観て頂けるライブ感を久々に感じ、身に沁みてこの機会を有り難く感じている次第です。
ありがとうございました。
Twitterなどでも、大変心強いメッセージなどを頂き、今までとは雰囲気の違う手ごたえを感じています。
おかげ様で、2月、3月と展示が続きます。
この機会を大事にしたいと思います。
心身の声を聴き、わたくしの絵画を追究してまいります。
いつかの不快な思い出は、空高く飛ぶための抵抗となってくれることでしょう。
十数年ぶりに、アートスペース羅針盤の壁に作品を展示することが出来ました。
微かな感慨と共に、自分の意識が思わぬ方向に変化していることに、戸惑いを覚えます。
描く対象は、変わらず少女の姿をしていますが、それらと「同世代」の気分であった私の視点は、図らずも「親」のような視点に変化していました。
今回展示します作品には、2021年の初夏に安曇野の画廊バナナムーンで発表した作品も含まれています。
東京のお客様にも見て頂けることを嬉しく思います。
2022年新春 門倉直子
【グループ展のご案内】
2022’1/10(月)-1/15(土)
アートスペース羅針盤
出品作家:
阿部絵美奈
オチマリエ
苑宮央
美島菊名
門倉直子
門倉は、2020年~2021年に制作した未発表作品を中心に展示しております。
どうぞお立ち寄りください。
よろしくお願いいたします。
皆様は、どんな年末年始を過ごされましたか。
Happy holidays!
私は、お墓参りと初詣、少しの制作、
グループ展と個展の準備でした。
今日は、展示の搬入飾り付けでしたが、
前代未聞のハプニングに見舞われ、唖然呆然。
こんな時、どう対処するか…
粛々と私に出来ることをするのみです。
想定外の色んな事が起こります。
こんな時、怒るなら、正常です。
怒らない、を選択するなら…⁇
さて、
京橋のアートスペース羅針盤で、
1月10日(月.祝)から15日(土)まで、
グループ展に参加予定です。
ぜひお立ち寄りください。