『旅の思い出』oil, cotten on panel.2026’

2026/09/10

作品の身体性



私の肉体よりも、

私の無意識の方が

「生命の変化」を先取りしていたようだ。


肉体より先に

作品が変化していったんだな、

妙に納得した。


作品の変化について、

どう説明すれば良いか迷っていたが、

(変化したから変化した、

それだけだと思っていた)


私の絵は、

私の身体と強く結び付いている。


更年期になり、

水面下で身体が変化して、

作品も変化したんだな。


私は、ある時期までは、

女性で在ることを絵にしていたんだな。


女で無くなっていく段階にきて、

剥がれていく体感があった。


女が剥がれたら、

そこに「その者」がいた。


つじつまが合った。


私が女性で居ることは、

絵を描く題材になってくれていた。

と同時に、違和感もあった。


「少女、女性像…ちょっと違う。

ひとを描きたいのだけど、」


違和感を抱えた先に絵に変化が起きた。

私自身が説明に困る変化だ。


そして肉体が倒れた。

もう女性でいなくてもいいんだ。


そのものを描けばいいんだ。


今の体感と、描きたいこと、

一致してる。


作品は、

Instagram見てください。






2026/09/08

更年期大暴れ過ぎ

 

更年期真っ最中だ。

また救急車の世話になってしまった。

前日から、今まで体験したことの無いような出血。

貧血が改善されていた矢先だったから、

急激な出血で耳が聞こえなくなり、

意識が飛んだ。

降参だ。


幸い大事には至らず、

入院せずに自宅療養を選んだ。

今の病院は、入院か自宅療養か、

患者の意思を尊重する方針なのだろうか。


自宅療養でもかなり辛い。

今までに体験したことが無い不調。

ヘモグロビン数値7.9は、以前にも経験したし、

それ以下だったこともあったけど、

とにかく動けない。

ホルモン剤を飲み始めたせいか、

何とも言えない不調を感じる。

身体が「やだな〜」ってしかめっつらする感覚。

だが、このお薬は避けられない。


目も半分しか開かない。キツネ目。

左耳は拍動音が鳴り続いている。

ザッザッザッザッ。

酷いとポンプで汲み上げるような

キュッキュッとした音。

(この音は数年前から。貧血ですのサイン)


何でこんな辛い思いして女でいなきゃいけないんだ。


女は11才とかそれくらいから

毎月生理が始まる。

毎月血を見る。

血を出す。

その度に鈍痛に耐えて、

恥ずかしさに耐えてきた。


女である痛みをずーっとずっと

当たり前に受け入れてきた。


更年期になって、女が剥がれていく段階で、

最後までこんなに苦しむのか。


一体何のペナルティだ。

不自然ではないか。


久しぶりにネットニュースを見た。

世界中で自然災害。

日本でも水害。

(不謹慎な例えだが、今回の私の出血は、

土石流のような突然さとショックであった。)


地球にとって噴火や水害などは、

自然な痛みなのだろうか。

痛いと感じないのだろうか。

かゆいだけだろうか。

ただの現象だろうか。


私の体験している不調は、

自然な変化なのだろうか。


ならば休ませてくれ。

人間は休めないから、

停滞することを良しとしないから、

余計苦しむのではないか。

動物みたいにジッとして休ませてくれ。


早く元気に戻ろうとする私が、

私を苦しめているのではないか。


(この身体の変化は、

結果的に私の作品と大きく連動してしまった。

結果的に、だ。

作品の自然な変化だ。)


(私を助けてくださった皆様には、感謝の念にたえません。ありがとうございます。迷惑かけてごめんなさい)

2026/09/02

言い訳を探す

 年末の個展に向けて、

私は言い訳を探している。

「なぜ絵が変わったのか?」

この問い、

手短に答えられそうもない。

(説明したくないを許してくれるだろうか)



頭で描くのをやめてみた。

ここに青、ここに線。

そういう「思いつき」を頼りに描いた。


変な絵になった。

下手な絵になった。

昔描いていた絵に少し戻った。


困ったと思った。

(こんな絵許される?)

だが、腹の中では満足。

そういう感覚があった。


去年の暮れに、

深く潜ってしまう体験をした。

(シャドーワークとか、おそらくそれに近い)

「根源的なもの」に触れた。

生と死の先、もっと大いなるもの。

タオ的なものかもしれない。

わからない。

そこで拾ってきたイメージは、

埴輪とか、漢字とか、線、糸、

群衆、踊り、祭り、巫女さん、

陶器のような質感、

何者か。


絵肌を思い出した。

私の好きなマチエール。


子どもの頃の変なポーズ。


古い土地。

懐かしく怖い昔の町。


なぜ絵が変わったのか?

「少女の先に、何者かがいた。

その者を描いた。」


これでいいだろうか。

(わからない)

イマジナリー

 私たちは急にいなくなる。

だから、会いたい人には会っておこうと思う。

だけど、相手は私に会いたいと思ってないかも知れないので、

イマジナリー友だちにして、

心の奥で会う。


どこで食事しようか、

どんな会話をするか、

考える。

地図アプリで、店を探す。

安過ぎても、高過ぎてもいけない。

落ち着く店がいい。

老舗のお蕎麦屋さんとかいいかも。

近況をどこまで話そうか。

つまらないグチは話さないようにしよう。


歳とると、思い出が貴重になる。

楽しかった時間。

安いワインの銘柄。

バカ話。


会いたいけど、もうあの楽しさは

再現できないだろうな。

また会ったら楽しいかな。

楽しくなくても、

しんだら会えないしな。

生きてるうちに会いたいよな。

またバカ話しようぜ。