エゴサしましたら、門倉の個展について書いてくださったブログ記事を発見しました。
その内容は、わたくしにとってはあまり気分の良いものではありませんでしたが、それでも色んな感性、色々な視点でもって作品を観て頂けるのは有り難く、作品が広がることに祝砲をあげたいような気持ちです。
しかしながら、作家の意図とはまるで遠い解釈をされてしまうと、そこに少なからず葛藤を覚えます。「チガウ!こういう見方をしてよ、よく作品を読んでよ…!」と…。
けど、それは作家のエゴ。作品を理解してもらうためにここで躍起になるのは、賢明とは思えません。
たとえ「読み違い」をされてしまっても、誰かの感性をコントロールすることは出来ないのです。作品は、観てくださるその人の眼と感性と知性に委ねるほかないのです。
あらゆる視点でもって、作品の本質を問うてもらうこと。
これは作品の宿命です。
花は一瞬にして咲くのではない
花は一筋に咲くのだ
知り合いの元編集者の方から頂いた坂村真民の言葉を心に塗って、制作に励むとしましょう。
がんばります。