2017/12/22

年末のご挨拶




今年もみなさまのおかげで、
絵描きで居ることができました。

ずっと作品を見てくれている
お客様や画廊さま、
関係者のみなさま、
友達、
家族のみなさま、
新しく出会ってくれたひとたち、
ありがとうございます。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。


早速2月には、
ギャラリー椿さんで個展があります。
鋭意制作中です…!
年賀状は出しません。
御免!
DMをお送りします…!


それから1月からは、
私の画業の恩人である
アートスペース羅針盤の
岡崎こゆさんのところで、
お手伝いをすることになりました。
(週1ですが)

よろしくお願いいたします。

こうして今年は特に、
不思議なご縁に恵まれました。
色々なタイミングもなぜか良かった。
自分の「好き」を頼りに生きるのは、
理にかなっているようです。


今年、私は自分に、
「いじけている暇はもうないですよ」
と、心の中でよく説教していました。
いじけたり、
卑屈になったりしている暇は、
もう無いのです。

そんな暇があるのなら、
周りに居てくれる人達を
ちゃんとあいしていこうと思いました。
あったかい、優しい気持ちで
散歩していたいと思いました。


新作の油彩は、
気に入りの小さな公園の樹木で
羽を休ませる鳥の気持ちで
描いています。


どうぞよい年をお迎えください。
その前に楽しいクリスマスをお過ごしください。
私はたぶん制作しています。

ありがとうございました








2017/12/20

もうすぐクリスマスですね




私の物差しでは計り得ないくらい、
世の中には優しい心根で生きている人が
居るのだなぁと気付くこの頃です。

とてもがんばっている人から、
「適当にがんばりなさい」と言って貰えて、
たいへん大きな後ろ盾を得たような
安心感を得て、
今週は仕事に励みます。

適当にがんばりなさい って、
すごい優しさですよ。
がんばってる人が言うから、
なおさら響きますよ。























2017/12/15

DMは1月10日ごろ出来上がるそうです




DM用の作品を無事に納品しました。
画廊スタッフの方と
個展の打ち合わせをして、
展示の見通しが立ちまして、
わくわく、そわそわしています。
打ち合わせ、大事ですね。

それにしても、
油画の仕上がりに
時間がかかっています。

頼まれ仕事など、
寄り道が多かったせいでしょうか。
















2017/12/11

ひと駅歩く




ひと駅歩きました。
(いや、もっと歩いた)

いつかかなしい気持ちで歩いた道も
暖かな気持ちで歩ける日が来るのだから、
人生は不思議です。
柔らかく生きていれば、
いいふうに成っていくのでしょう。


さて、
個展まで1ヶ月半でございます。
年賀状、書けそうにありません。
あしからず…
















2017/12/08

額装して頂きました










(((o(*゚▽゚*)o)))
ありがとうございます







2017/12/06

その境界線を越えていけ




ひととの関係には、
境界線というのがあって、
例えば、お客さんと店のひととか、
コレクターと作家のような関係があって、
そこには目に見えない境界線が
(私は結界とか言ってしまうのだけど)
あって、

だけどもその線をひょいと飛び越えて
相手の懐に飛び込める潔さは、
かっこいいと思いました。
(だって、身の安全を考えてしまうものでしょう)

そういうの、ダメってことの方が多いけど、
私は、清々しいと思うのです。


さて、
来週はDM用の作品の提出です。
ここまで来るともう、
描いてる時間より
見詰めてる時間の方が長いです。


(画像は作品部分です)
























2017/12/03

描けども描けども終わらぬ不思議






朝から描いても終わらない。
画像は作品部分です。



2017/12/01

ぜんぶビールのせいにして



上野公園は紅葉が見ごろでした。
しっとりと黄金色でした。

風邪気味で、
ビール飲んだら治りました。

さっきから、ぽーっとしてしまい、
もう少し、ぽーっとしていたい気分です。
お許しください。

いよいよ2ヶ月後には個展です。
DM用作品の催促の連絡を頂きました。
目を覚まします。

































2017/11/24

うわの空




個展まで3ヶ月を切りました。

夢と現実を行ったり来たり
しているような毎日です。
一瞬の喜びが刹那的に感じます。
ちゃんと現実に触れるために、
週に一度は気に入りの喫茶店に行って
自分の立ち位置を確かめます。

私にとって、1番満たされてしあわせを
感じる場所が、
現実に触れることの出来る場所でもあります。
現実を確かめるためにそこに行きます。

スマートに振る舞いたいものです。
お酒を飲むのも、練習です。

明日は制作に励みます。
















2017/11/16

柿の実




いつもの喫茶店に行ったら、
常連のお客さんが、
柿の実をあしらった和菓子を
私にも分けて与えてくれた。
柿の実の和菓子を食べた私は
シャイが治って、じょうぜつになった。










2017/11/12

再会




以前お世話になっていた
劇団天然工房の森角さんから
突然連絡がありました。

また少し協力させて貰うことになりました。
どうなることやら。












2017/11/09

居心地について




居心地の良すぎる喫茶店に
出会ってしまいました。
帰りたくない。

あぁ

仕事をしに帰らねば…


こんな感覚初めてだ。

今日は、太田記念美術館に
菊川英山店を観に行きました。










2017/11/03

かの鳥を観ました



先日、
映画「彼女がその名を知らない鳥たち」を
観ました。

どこかのインタビューで、
蒼井優さんが
「嫌われる覚悟で役を引き受けた」と
いうことをおっしゃっていたけど、
私は益々蒼井優さんのファンになりました。

この映画では、人が流血したり、
しんだりするシーンがあって、
私はそういうのが大変苦手で、
貧血起こしそうになるのですが、

苦手と思いながら
どこか胸のすく思いがしてしまい、
戸惑いを覚えました。

今も余韻が続いています。

「あー」






















2017/10/29

グループ展ありがとうございました




アート★アイガさんのグループ展は
無事終了いたしました。
ご覧くださいましたお客様、
作品をお買い求めくださいましたお客様、
ありがとうございました。
まずまずの反応を頂けたので、
ホッとしております。

と同時に、
私には諸々予想出来なかったので、
ちょっと驚きました。



年内の発表は、これでひと段落です。

次は、来春2月。
ギャラリー椿さんでの個展に向けて
始動する運びでございます。

さて、どうしよう。


よろしくお願いいたします。



(「さんさき通りでつかまえて」より)

2017/10/26

グループ展は28(土)までです







「時代不明の遊女たち」をテーマにした、waiting girl シリーズ(〜12まで)と、

架空の少女漫画「さんさき通りでつかまえて」の扉絵をテーマにした連作(途中)
を提出、展示しております。

門倉のイラストレーション作品、
どうぞご覧ください
よろしくお願いいたします。

アート★アイガ(東京八丁堀)にて
10月28日(土)まで






2017/10/18

アート台北に作品を出品いたします


ギャラリー椿さんのブースより
出品いたします。
ありがたいことに、
10年続けてのギャラリー椿さんからの出品が叶いました。
これも応援くださっているお客さんのおかげです。
ありがとうございます。

アート★アイガさんのグループ展も開催中です。
どうぞよろしくお願いいたします。


ART TAIPEI 2017'
10.20(fri)-10.23(mon)
Taipei  World Trade Center
Booth:gallery TSUBAKI ,Tokyo






2017/10/06

グループ展のお知らせ




10月13日(金)より、
東京八丁堀のギャラリー、アート★アイガで
開催されるグループ展に作品を出品いたします。


Group Show a #1
2017’10.13fri-10.28(sat)
13:00~19:00

アート★アイガ


門倉は、
水彩画のイラストレーション、
ドローイングを出品予定です。
(架空のお店をテーマにした連作です)

お求めやすいサイズでのご紹介になります。
どうぞご覧ください。
よろしくお願いいたします。









2017/10/03

作品:朋友(ポンユウ)






title: 朋友(ポンユウ)
size:P6(410x273㎜)
material : oil on canvas
year:2017



中国の女の子をイメージした





2017/09/30

ポーラミュージアムアネックス






お世話になっている画廊の近所なのに
初めて立ち寄った。
すごく好いスペースだった!

彫刻家の板東優さんのデッサン展
惚れ惚れしました。
うんめ〜〜…!って、感嘆のため息。

キャプションに
使用した紙の種類も明記してあって
勉強になりました。






















そうして世界は輝く





ちゃんと悩んでいる人は、
信用できると思った。
体裁よく生きて、目の前の課題を
見ないふりしているひとより、
悩み苦悩するひとは、
ずっとけなげで、かっこいいと思った。

悩んで、ムカつく、悲しい悔しいと
表現出来るひとを
眩しく思う。
すてきだと思う。

私は、そういう不器用に生きるひとの
味方で居たいと思う。
そういう人を応援したいと思う。

ひとの魅力は、そういうもんだ。
魅力的ってそういうことだ。
当人にとっては、苦しいことだが、
「苦しいは楽しい」のだ。
あなたが思う以上に、
あなたは魅力的なのだ。
あなたの生きる姿勢に感動するのだ。

正論やお説教は、、BGMにしておこう。
むにゃむにゃ











2017/09/26






title:
size: 
material :
year:


習作…(部分)






男の娘(おとこのこ)、
女装をしているひとをモチーフに
描いた。
画廊の人からは、発表はダメと
言われた…。
カドクラさんらしくない、
イメージじゃない、という理由だ。

だけど、ちょっと、
描いてみたかったのです!
チグハグな魅力を…!










2017/09/24

風景となる




行きつけの喫茶店のマスターは、
たぶん、とても優しい人だと直感している。
営業スマイルが無い。
マニュアルのような接客をしない。
愛想良くないが、
店を出る時見送ってくれる。
婆さんに優しい。
婆さんを婆さん扱いせず、
対等に話をしている。
きっとウソの少ない人だと思った。
近所の常連客に愛されているのが、
伝わってくる。

こざっぱりした喫茶店。
パンケーキとか
今様のスイーツなど置かない。

いつしかこの店は
私の止まり木になった。

私は無口で、
マスターも余計な事を言わないので
マスターと私は個人的な話を
したことが無い。

常連の婆さんたちのように
気軽に話かけたい気もするが、
距離を誤ると来にくくなるんだな。


もうしばらくは、
毎週来る無口な謎の女 として、
この喫茶店の風景になるとしようか。













2017/09/22

週末の独り言

  

インプットから
アウトプットまでの時間が、
あまりにも短いと、
少し空虚な気持ちになる。

誰にも伝えず、
私の中でそしゃくし、
静かに味わう時間が、
私には必要だ。



じっくり堪能してから、言葉にし、
画像をアップすればよかった…。


おもしろい、すてきだ、と
言葉で表現してしまうと、
私の感じた「それ」から、
遠ざかる。
せっかく感じた「それ」が
「それ」で無くなっていく。

この喪失感…!






































2017/09/21

杉戸洋さんの図録




予約していた杉戸洋さんの図録
とんぼとのりしろ
が届きました。
凝ってる〜!



図録なんだけれど、
写真集のようでもあり、
とても素敵だ!
おしゃれだ〜

こういう丁寧な仕事を目の当たりにすると、
自分も好い仕事をしようと
つくづく思う。

良い買い物をした〜












2017/09/18

作品:チャイナドレスと青い空






Sky blue,mandarin dress 
Charcoal.,watercolor on paper.
2017
(detail )

いつもと毛色の違う作風になった。
習作にとどめるのは、
何か惜しい気がする。

ちょっと、探究してみたい。





2017/09/16

わたしをらくごに連れてって




六本木で画廊をまわった後、
落語を観に赤坂へ向かって歩いた。

たそがれ時、どうしてグーグルは、
地元の人しか知らないような細く暗い道を
案内するのか…!
(前にもこんなこと、あったような。)

道の途中で心細くなり、
引き返そうかとも思いましたが、
「もう、どうにでもなれ」という気がしてきて、
暗い公園、細い道、繁華街、、と
野ねずみのように走った(うそ、歩いた)。

開場に着くと真っ暗で、
お座敷の会場でしたので、
とりあえず靴を脱ぎ、勝手に(!)上がり込んだところ、
男の方が出てきて、
私は「あ、ごめんください」
と間抜けな挨拶をした。
「あ、、落語会、今日、ありますか、当日券、、」
と尋ねたら、
ありますよ、開場は6時30分からです と、
親切に説明して頂いた。
(早く来すぎた!)

会場のビルの入り口フロアには、
若手作家の現代アートが展示してあって、
私はホッとした。
外国を旅して、日本語を耳にするような、
そんな心持ちがした。
落語会では、私はよそ者の気分だ。
それくらいの関わり方が
私には丁度いいし、気に入っている。


さて、(長いね)

開場時間となり、
恐る恐る、再訪。
会場は、広い畳のお座敷で、
お座布団がゆったりと並んでいた。
常連の熱心なファンのお客さんが
すでにたくさんいらっしゃった。
私も、それに倣って座った。

拝見したのは、
昔々亭A太郎さんという噺家さんで、
なんと5本も上演された。
(不気味な赤子のもう半分という話と、
花魁が藍染め職人に嫁ぐ話が、
ぞくぞくして、ロマンチックで、
聴けて嬉しかった)
お着物も、3回くらい、着替えていた?


どうやらこの落語会は、
シークレットライヴだったらしく、
あまり宣伝せず、コアなファン向けだったようだ?

A太郎さんの独演会は、実は初めてではなく、
他の会場で何度か拝見している。
私は万年にわかなので、、正直、落語のことは、
わかりません。
ほんとうに、わかりません。
ただ、聴いた後、気持ちが好く、透明感があって、
なんとも形容しがたい魅力があるので、
A太郎さんのをつい聴きに行ってしまう。

これは、美術も同じと思う。
「観たあと」に感じる感覚がすごく大事と思う。
音楽も、食事も、喫茶店も、作品も、ひとの印象も。
「後味」が肝要だ。


さて、、(ながいね)

来月、先輩をお連れして、
落語会に行く予定になった。

わたしは、滅多にひとを誘わない。
(誘われたら行く性分です)
だけど、そういう流れになって、
お誘いしたら、そういうことになった。
にわかの私に連れられていく先輩たちよ、、

どっきどきで、楽しみだ。





















2017/09/11

モデルもんだい




いつもは、
その人の「印象」「イメージ」を
借りて、制作するので、
モデルに瓜二つになることは
まず無いのだが、

今制作している木炭画は、
似てしまったかも…⁈

この場合、肖像権とか、
許可が必要になるか知らん。
微妙な線だ。

描かれた人は、
どんな気持ちがするのか?
いやな気持ちになったりしないか…
とか、
描いた後になって、相手の気持ち、
考え始めた(遅い)。

モデルの引力は、つよい。



8月に描いていたイラストレーション、
先日画廊に納品しました。
10月か、展示して頂ける予定になりました。

よろしくお願いいたします







2017/08/31

夏の終わりに





310x230mm
watercolor ,pencil on paper.
2017


夏の終わりの1枚に。





2017/08/29

2017/08/25

作品:waiting girl-6






title: waiting girl-6
size:31x23mm
material : watercolor ,pencil on paper.
year: 2017



この赤い壁の連作は、
喜多川歌磨先生の連作
「青楼十二時」にならい、
制作しています。
私は「青楼十二時」シリーズに描かれた
遊女たちの何気ない仕草に
堪らない魅力を感じます。
可愛らしさや、したたかさが
絶妙に表現されていると感じます。


waiting girl は、「出番を待つ少女」
というイメージです。

時代不明の吉原のような場所が舞台です。
また、落語の演目から着想を得て、
「その外の、物語」という設定で
制作した作品も。


秋にでも原画を発表できたらと思います















2017/08/14

夏のイラストレーション













制作中のイラストレーションです。
(コンセプトは、また後日…)





2017/07/22

「命短し恋せよ乙女」




弥生美術館で現在開催中の
展示のタイトルです。

なにか、駆り立てられるような感じがして、
思わず観に行ってしまいました。

大正から昭和にかけて活躍した
芸術家や文化人たちのスキャンダルを軸にした展覧会。
イラストレーターのマツオヒロミさんの絵が何とも可愛い。
その時代の資料や写真がメインの展示でした。

情熱とも狂気ともとれる女たちの生き様に
私の野性もざわつきます。

体裁よく生きようとしている自分が、
なにか恥ずかしい。
もっと愚かにいきても良いのではないか、と
いやこれ以上愚かに生きてどうする、などと
利きすぎているブレーキの具合を確かめるような
心境になりました。


さて、
日々の制作は、
「どんな絵を描きたいの?」という
至極シンプルな質問を自分に投げかける日々です。

今日、「これだ」と思える表情をひとつ描けました。
まだ途中ですが。

描き込むほどに、「これだ」が薄れてしまうので、、
まあ、その鮮度というか塩梅ですね。


ことばにすると、とても薄っぺらくなるのですが、
「狂気を秘めた女」というのが、
門倉の創作のテーマのひとつかなと、、
そういう女の表情を描きたいなと
考えを整理しています。


頭の中で、「ゴンドラの唄」が流れています。
その歌詞の冒頭が、
「命短し恋せよ乙女~」

ユーチューブでどうぞお聴きになってみてください。
乙女心がざわつきますよ。



↓ 画像は最近の木炭画です(本文とは関係ないです)





2017/07/14

わたしが戻って来た




感覚的な話ばかりで恐縮ですが、
「わたしが戻って来た」感じがしています。
開き直りと申しましょうか、
「生きてやる」という生き生きした気持ちを
今感じでいます。

髪を切ってサッパリしたせいでしょうか。





フライングの夏




今日、東京都美術館に
杉戸洋展を観に行こうとしたら、
まだやってませんでした(‼︎)



桐の家


色々なひとが集まってきた…
にぎやかになった。
(下段、巨大うさぎ?は、直子11才の作であります。
図工の時間に作った、土鈴です笑)








2017/07/09

画廊をまわる




週末、現代美術系の画廊を
いくつがまわり、
刺激を受けてきました。

一時期は、現代アートの雰囲気に
嫌気がさして、
美術館と好きな作家の展示くらいしか
観てなかったのですが、
また戻ってきた感じです。

ゾワゾワします。

私が本当に好きな表現はどんなもの?
という、素朴な問いを投げかけずには居られないほど、多様で、揺さぶられます。


























2017/07/05

全体によって描いているわたくし







(脳みそ夫さん風のポーズ)?


個展-childhood -は
無事終了いたしました。
ご来場のお客様、
応援してくださった皆様、
ありがとうございました。

皆様のおかげで、
また「続き」が出来ます。
私ひとりでがんばっても、
どうにもならない。

私は、「画材」に過ぎない。
「皆の画材」です。
誤解を恐れず言うなら、
私は神様の画材でいたい。
なあんてちょっと危なっかしい感覚が
あったりします。
(正気です)

実際、誰かの感性が「入ってくる」
ように感じることがあります。
(ありませんか…?)

美術や、芝居や映画、落語や音楽、
などを鑑賞してると
作り手の感性が入ってくる感じ…、
あれです。

誰かと話していると、
その相手の感性が入ってくる感じ…、
そう、あれです。

私たちは、そうやって、
目に見えない感性でもって
関係しあったりしていると感じます。
そうして私は絵を描いています。


だから、私が描いているようで、
そうではない。
「全体」によって私は描いている。
(正気です)
そういう感覚が、正直あります。

(実際、お客様の何気ない一言が
強烈なヒントになったりします。)


身にしみてありがたい6月でした。

7月、皆様に良い知らせが出来るように…

ありがとうございました
合掌








2017/06/30

蛙の神様がやって来た




カエルの声が聞こえるくらい、
耳を澄ませ、
心を静かにしようとしていたら、




現実に、蛙の神様がやって来た…!
しかも、若冲先生の蛙だ…!
(お客様からの頂き物でございます)

6種類の動物のうち、
どれかひとつが入っていて、
なんと蛙でした。
何という共時性でしょう。




蛙の神と、ねこ(?)

(となりのねこ?は、私に猫の絵の描き方を教えてくれた、親戚のおかあさんから昔に貰ったものです。)


蛙は…どこを見ているのでしょう?











2017/06/29

まるで居酒屋の御手洗い場のように




宴の席から離れて、
ちょっと一息、用を足す…

そんな感じで、
ここではあなた様に
色々お伝えしたく存じます。
門倉です。
個展は、
東京のアート★アイガさんで開催中
7月1日(土)までです。
検索されてみてください。
よろしくお願いいたします


最近読んだ本の中に、
「起こるに任せなさい」という
一文があり、
「…あ!?」という、
得体の知れない感覚が走りました。

私は、どうにかしようとしてばかり。
静かにしてみようと思います。
カエルの声が聞こえるくらい静かに!





さてそろそろ、
宴に戻りましょうか。
またドラマの続きをしなければなりません。
気の済むまで。
やれやれでございます。
やれやれもまた、きっと楽しいのでございます。


(木曜日と、最終日の土曜日は、
在廊するかもしれません。
よろしくお願いいたします)


(作品:頭の中のおしゃべりと静寂、F6)
















2017/06/16

タイトルの創作について




「わたくし」という自我が感じている、
非常に微細な感覚、感情を掘り下げることで、
タイトルは生まれます。
そのタイトルと絵を適合させると、
作品として発表することが可能になります。

微細な感覚、感情を掘り下げることは、
ときに苦しみを伴いますが、
自我(エゴ)を知るという意味では、
たいへんエキサイティングな楽しい時間です。

普段、隠し持っているその感覚、感情に気付くと、
たいへんな解放感に見舞われます。

大抵、不都合な感情だったりします。
例えば、愛さねばならない人を本当は嫌いだ、とか、
避けている人を本当は好きです、とか。
(↑これは、分かりやすい例えです。
実際は、もっと、こう、、、)





作品のタイトルも、大事にしているので、
タイトルについても関心を持ってくださると、
とてもうれしいです。
合わせてお楽しみください。

展示会、開催中です。
よろしくお願いいたします












2017/06/11

作品:過去の数、未来の数






title: 過去の数、未来の数
size: F6
material : oil on canvas
year:2017



会場でお会いしましょう

2017/06/08

これから始まるのにフィナーレのような気分です





展示飾り付け作業が行われ、
(私はキャプション貼りだけを…)
良い感じに仕上がりました。

これから展示会が始まるというのに、
私はなぜか、人生を遠くから眺めてるような
気持ちになり、
(絵が描けて、良い人生だったなぁ!)
などと、微笑んでおります。

皆様のおかげです。
ほんとうに、ありがとう。


まだまだ、皆様と共に生きて行きますし、
展示会は、明日からです。
どうぞよろしくお願いいたします。








個展がございます




- childhood -

それぞれの家族の中で、
けなげに生きてきた子どもたちと
共に踊り解放に向かう。

例えばこんな感じで。

こんなふうとか、


他にもいろいろ





どうぞご覧ください。
よろしくお願いいたします











2017/06/04

もののかたち




急須をまじまじと見ていたら、ふと、
「もののかたちは、全て理にかなっているなあ」
という、当たり前のことを発見しました。

リモコンは、急須のかたちをしていないし、
カップも、急須のかたちをしない、
する必要がない。
ペンも、急須のかたちをしていない。
していたら使いにくい!
ノートも、
本も、

(この感覚、分かって頂けますでしょうか…?)
(…ばかだと思いますかね?)

当たり前になっている物の「かたち」は、
至極シンプルであるほど、
完璧で美しいと、小さく発見し、
感動しました。



…個展の準備をします。







2017/05/31

2017/05/21

本当の好きを頼りに




作品は、見る人によって、
物語が付け加えられたり、
展示場所によって、意味や価値が変化したりする。
そうやって、ストーリーを上乗せしていくと、
終いには、
作品そのものが見えなくなっていたりする。


実は、本当の姿を見ていなかったりする。

だけど、何かの拍子に、
本当の姿を感じることが出来た時、
…気付けた時は、
本物の感動をして、
本当の「好き」を味わうことが出来る。

私は見ることも描くこともするけど、
少なくとも、
本当の「好き」を頼りに、
見たり作ったりしていきたいと思いました






2017/05/19

時間はどこへいったの




今年の初め、
時間の概念を捨てなさい、という
目標?をかかげたら、
本当に時間の概念が吹っ飛ぶ感覚を
体得してしまった。
四六時中ではないのだけれど、
「時間が流れている感覚」が、無くなるときがあって、
はっ、、、!!とする場面がある。
集中が高まっているときや、
歩いているときなど、、

ちょっとこわい。
だけど心地良くもある。
「未来」という概念がなくなって、
せいせいしている。
今しか生きていないのだから、
今好きなことをして、今生きていればいい。
もう未来にしがみつかなくていいのだ。。。
(なんという解放的な気分!)

未来は、いっこうに来なかったし、
いつになっても来ない。
未来という幻に現を抜かしていた、、、!っという、
感覚でいます。

するともう、過去も、ただの物語のように感じる。
わたくしの物語を悦に浸って味わっているだけだ。
時々ひとに話したりなんかして。
(苦しかったことなんか、もう、ドラマチックでしょうよ)




大丈夫です。正気です。











いま思っていること




ここ数年、、というか、だいぶ長いこと、
表層的な事に囚われて生きてしまっていたなあ、と
思いました。

そういう生き方が過剰になってしまうと、
たいへん苦しむというか、
本来のわたくしが、悲鳴を上げ始めるんですね。


最近、人や本や、作品などとの出会いのおかげで、
本来の感覚が戻ってきたというか、
絵を描くことそのものが好きだなあという
素朴な感覚が戻ってきました。
制作しているとき、作品と対峙しているときの、
わりと、平安な、楽しい気持ちが
帰ってきました。



よく見て、よく耳を澄ませて、感じ取る。
(ことばで表すと、じつに軽薄になりますね、、)
そういうことを芯にして、これからも絵を描きたいと
おもいます。
これが私の港なのでしょう。









立ち上がってくる




作品が仕上がろうとするとき、
作品が「立ち上がってくる」感覚があります。
これはとても微細な感覚で、
よく耳を澄ませていないと、見逃しそうにもなる。
(↑コレ変な表現ですね)
作品が作品になってくれる感覚があります。
もう間もなく、仕上がりそうです。






2017/05/12

昨日までにDMを受け取ってしまわれた方へ




6月に開催予定の個展のDMですが、
一度出来上がりはしたのですが、
印刷不良で刷り直しになりました。

お配り出来る内容ではありませんでした。
(色が、著しく原画と違い、全く違う印象を与えてしまう)

申し訳ありませんが、
すでにお手元にありましたら、
どうか破棄してください。

ちゃんとしたものをおそらく来週から、
お配りできると思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

(2017’5月12日付け)

かどくら

2017/05/06

どんぶり自慢




画像では分かりにくいのですが、
小さ過ぎす、大き過ぎず…
このちょうどいい大きさに惹かれました。
鈴木環さんの粉引(こひき)の陶器です。

このどんぶりで、サラダをたっぷり食べるのが、とても好いんです。
もちろん丼ものや蕎麦なんかも…。
(お腹が空いてきます!)
この器で頂くと、さらに、とても美味しく感じます。
不思議です




(画像だと形が上手く伝わりません…)



下に敷いたのは、最近買った手ぬぐいです。








2017/05/05

赤い作品



仕上げの段階になると、
描いている時間より
見ている時間のが長くなる。

見て、気付いて、直す、を繰り返します。
人生も、見て(ふかんして)、気付いて、
直…せない生き方の癖を
いま治してるところであります。



あんまり赤い作品は描かないんだけど
五輪真弓さんという歌手の
「少女」という歌にインスパイアされて描き始めました。

なんか、すごい魅力のある歌なんですよ…!


その歌のテーマとは、ちょっと違うのだけど…完成したら、画廊でご覧いただけます。
よろしくお願いいたします








2017/05/03

笑ってしまう




いよいよ、作品制作も大詰めの
クライマックスにさしかかります。

こんな時に限って、
次回作のイメージやタイトルが
ぽんぽん出てきます…!

この後、作品リストを作成します。

ああ、なんか、笑っちゃう。
自分のこと、色々気付いてしまい、
笑っちゃいます…。










2017/04/30

作品: 時々恋人でいよう







title: 時々恋人でいよう
size:P8(455x333mm)
material : oil on canvas
year: 2017





タイトルが先に思いついていた。
新しい関係性の提案。
まるで被害者意識の無い女を
描いてみようと思った。
「自分のもの」などと執着もない。

本当は、もう少しお姉さんぽくなるはずだったけど、
たぶんティーンエイジャー?
おかげで、生々しさが薄らいで
いい塩梅になった気がする。

しかしこの提案、
誰か受け入れてくれるだろうか?笑







2017/04/24

過去作品:ふとん快適






昔、タグボートさんに作品が載ることが夢だったけど、こんなカタチで叶うとは…いやはや笑

ネット上でだけど、再会出来て嬉しい。
「ふとん快適」はタイトルも気に入っている。
作品の詳細は、タグボートさんのページを検索してみてください。





2017/04/23

ピジョンという銘のカップ







アトリエに来てくれた「ピジョン」
鈴木環さんの作品です。



両手で包み込むように持った時の何ともいえない幸福感は、
きっと多くのファンの方が体感していることでしょう。

「もの」は、その持ち主を選んでやってくる、
と聞いたことがあるけれど、
もしそうなら、
この作品を持つに相応しい人になろうと思った。


このカップは、宝であり、
私の先生のような存在で、
今ここに居てくれています。


このカップを受け取った日の夜、
流れ星を見たんですよ!
しかも、あり得ないタイミングで!



おや?



羊です!