2017/09/30

ポーラミュージアムアネックス






お世話になっている画廊の近所なのに
初めて立ち寄った。
すごく好いスペースだった!

彫刻家の板東優さんのデッサン展
惚れ惚れしました。
うんめ〜〜…!って、感嘆のため息。

キャプションに
使用した紙の種類も明記してあって
勉強になりました。






















そうして世界は輝く





ちゃんと悩んでいる人は、
信用できると思った。
体裁よく生きて、目の前の課題を
見ないふりしているひとより、
悩み苦悩するひとは、
ずっとけなげで、かっこいいと思った。

悩んで、ムカつく、悲しい悔しいと
表現出来るひとを
眩しく思う。
すてきだと思う。

私は、そういう不器用に生きるひとの
味方で居たいと思う。
そういう人を応援したいと思う。

ひとの魅力は、そういうもんだ。
魅力的ってそういうことだ。
当人にとっては、苦しいことだが、
「苦しいは楽しい」のだ。
あなたが思う以上に、
あなたは魅力的なのだ。
あなたの生きる姿勢に感動するのだ。

正論やお説教は、、BGMにしておこう。
むにゃむにゃ











2017/09/26






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習作…(部分)






男の娘(おとこのこ)、
女装をしているひとをモチーフに
描いた。
画廊の人からは、発表はダメと
言われた…。
カドクラさんらしくない、
イメージじゃない、という理由だ。

だけど、ちょっと、
描いてみたかったのです!
チグハグな魅力を…!










2017/09/24

風景となる




行きつけの喫茶店のマスターは、
たぶん、とても優しい人だと直感している。
営業スマイルが無い。
マニュアルのような接客をしない。
愛想良くないが、
店を出る時見送ってくれる。
婆さんに優しい。
婆さんを婆さん扱いせず、
対等に話をしている。
きっとウソの少ない人だと思った。
近所の常連客に愛されているのが、
伝わってくる。

こざっぱりした喫茶店。
パンケーキとか
今様のスイーツなど置かない。

いつしかこの店は
私の止まり木になった。

私は無口で、
マスターも余計な事を言わないので
マスターと私は個人的な話を
したことが無い。

常連の婆さんたちのように
気軽に話かけたい気もするが、
距離を誤ると来にくくなるんだな。


もうしばらくは、
毎週来る無口な謎の女 として、
この喫茶店の風景になるとしようか。













2017/09/22

週末の独り言

  

インプットから
アウトプットまでの時間が、
あまりにも短いと、
少し空虚な気持ちになる。

誰にも伝えず、
私の中でそしゃくし、
静かに味わう時間が、
私には必要だ。



じっくり堪能してから、言葉にし、
画像をアップすればよかった…。


おもしろい、すてきだ、と
言葉で表現してしまうと、
私の感じた「それ」から、
遠ざかる。
せっかく感じた「それ」が
「それ」で無くなっていく。

この喪失感…!






































2017/09/21

杉戸洋さんの図録




予約していた杉戸洋さんの図録
とんぼとのりしろ
が届きました。
凝ってる〜!



図録なんだけれど、
写真集のようでもあり、
とても素敵だ!
おしゃれだ〜

こういう丁寧な仕事を目の当たりにすると、
自分も好い仕事をしようと
つくづく思う。

良い買い物をした〜












2017/09/18

作品:チャイナドレスと青い空






Sky blue,mandarin dress 
Charcoal.,watercolor on paper.
2017
(detail )

いつもと毛色の違う作風になった。
習作にとどめるのは、
何か惜しい気がする。

ちょっと、探究してみたい。





2017/09/16

わたしをらくごに連れてって




六本木で画廊をまわった後、
落語を観に赤坂へ向かって歩いた。

たそがれ時、どうしてグーグルは、
地元の人しか知らないような細く暗い道を
案内するのか…!
(前にもこんなこと、あったような。)

道の途中で心細くなり、
引き返そうかとも思いましたが、
「もう、どうにでもなれ」という気がしてきて、
暗い公園、細い道、繁華街、、と
野ねずみのように走った(うそ、歩いた)。

開場に着くと真っ暗で、
お座敷の会場でしたので、
とりあえず靴を脱ぎ、勝手に(!)上がり込んだところ、
男の方が出てきて、
私は「あ、ごめんください」
と間抜けな挨拶をした。
「あ、、落語会、今日、ありますか、当日券、、」
と尋ねたら、
ありますよ、開場は6時30分からです と、
親切に説明して頂いた。
(早く来すぎた!)

会場のビルの入り口フロアには、
若手作家の現代アートが展示してあって、
私はホッとした。
外国を旅して、日本語を耳にするような、
そんな心持ちがした。
落語会では、私はよそ者の気分だ。
それくらいの関わり方が
私には丁度いいし、気に入っている。


さて、(長いね)

開場時間となり、
恐る恐る、再訪。
会場は、広い畳のお座敷で、
お座布団がゆったりと並んでいた。
常連の熱心なファンのお客さんが
すでにたくさんいらっしゃった。
私も、それに倣って座った。

拝見したのは、
昔々亭A太郎さんという噺家さんで、
なんと5本も上演された。
(不気味な赤子のもう半分という話と、
花魁が藍染め職人に嫁ぐ話が、
ぞくぞくして、ロマンチックで、
聴けて嬉しかった)
お着物も、3回くらい、着替えていた?


どうやらこの落語会は、
シークレットライヴだったらしく、
あまり宣伝せず、コアなファン向けだったようだ?

A太郎さんの独演会は、実は初めてではなく、
他の会場で何度か拝見している。
私は万年にわかなので、、正直、落語のことは、
わかりません。
ほんとうに、わかりません。
ただ、聴いた後、気持ちが好く、透明感があって、
なんとも形容しがたい魅力があるので、
A太郎さんのをつい聴きに行ってしまう。

これは、美術も同じと思う。
「観たあと」に感じる感覚がすごく大事と思う。
音楽も、食事も、喫茶店も、作品も、ひとの印象も。
「後味」が肝要だ。


さて、、(ながいね)

来月、先輩をお連れして、
落語会に行く予定になった。

わたしは、滅多にひとを誘わない。
(誘われたら行く性分です)
だけど、そういう流れになって、
お誘いしたら、そういうことになった。
にわかの私に連れられていく先輩たちよ、、

どっきどきで、楽しみだ。





















2017/09/11

モデルもんだい




いつもは、
その人の「印象」「イメージ」を
借りて、制作するので、
モデルに瓜二つになることは
まず無いのだが、

今制作している木炭画は、
似てしまったかも…⁈

この場合、肖像権とか、
許可が必要になるか知らん。
微妙な線だ。

描かれた人は、
どんな気持ちがするのか?
いやな気持ちになったりしないか…
とか、
描いた後になって、相手の気持ち、
考え始めた(遅い)。

モデルの引力は、つよい。



8月に描いていたイラストレーション、
先日画廊に納品しました。
10月か、展示して頂ける予定になりました。

よろしくお願いいたします