先日、3回目のワクチン接種をしてきました。
1,2回目ともに微熱程度で済んでいたのが、今回は38度台の発熱があり、さすがに寝込みました。
こんな時は日常を離れ、いつもと異なる感覚、非日常を否応無く味わうことになります。
精神だけ小旅行しているような。
夕刻になっても、鉛のように重い体はベッドに沈みっぱなし。何も出来ないまま、ブルーグレー色の薄暗い天井をぼんやり見つめていたら、ふと、ひとはその人の世界観の中で生きて、死んでいくんだろうな、という考えが頭に浮かんできました。
現実がどうであろうが、ひとはその人の世界観の中を生きている…
その世界観にどっぷり浸かったり、誰かを巻き込んだり、立ち入れさせなかったり、
同じ空間に居ながら、まったく異なる世界を持って生きているという事もある。
わたしは私を少し遠い位置から眺めて、私の世界観は何色か…いったいどんな世界を生きているのか。熱が引くまで…と、渦中では分からないそれを目を瞑り観察することにしました。
翌日には熱はすっかり引いていました。