『旅の思い出』oil, cotton on panel.2026’

2021/10/08

デジタルチケット

 東京都現代美術館に行ってきました。

美術館に向かう木場公園の、あの大きな橋を渡る時は、今だに気分が上がります。

開催中の横尾忠則さんの展示は、とても人気の様で混んでいました。

情報量が多くて、消化し切れず、大げさでなく倒れそうになりました。

そして絵が上手い、絵の具の使い方からとても上手いと感じます。(この上手い、のニュアンス…伝わり難いですよね…毎日油彩をいじっている身として、本当に上手い人の絵を観ると、上手いなぁ!って感嘆してしまいます)

驚いたのは、横尾さんはうちの義父より年齢が上ということ…ウチの義父は生活において天才性を発揮し家族を翻弄させてくれますが、何か破茶滅茶な、通じるものを感じ、この世代独特のエネルギーかも?とも思いました。

(ほんと、浅い感想で…あしからず。)


それにしてもデジタルチケット。

スマホの電源が切れないかヒヤヒヤでした。


2021/10/07

人生の連立方程式

 人生が豪華二本立ての連立方程式なら、

画家としての人生と、心理学を深く学ぶ人生で、解を導き出したいと思います。

ひとを描くことと、心理について掘り下げること。

この解のヒントは…おそらく、

「ひとって愛おしいもんだよね、」という感慨です。

私はその視点を持って、ひとを描きたいと思います。


2021/10/06

渦中のひと

 

渦中にいると、客観性を失うものです。

そういう時は、違う視点を持つことが大事です。

生まれた時から、私は「わたくし」の渦中にありますので、

実の所、私は私が分からないでいます。

なぜ、繰り返し描き続けているのか?

私の作品の本質は何なのだろう…?など。

私は何を描いていると思う?

今さらながら、私自身への問い直しです。


我々は何者か?

ゴーギャンの問いがリアルに迫ってきます。

無意識を意識化するとき、わたくしの本質が見えてきます。

それは、都合の良くない場合もありますので、

何かとフタをしておきたいものなのです。





治ってしまう

 今年の春から飲み始めていた漢方薬がよく効いてくれて、日々の体調が良くなってきました。

治ってきた、有り難いなあ…!と思う反面、

(あぁ、もう、言い訳に使えないんだな)と

内心、心細く感じているじぶんもいました。


体調不良は、何かしら言い訳に出来ます。

信じがたいことですが、病気はメリットにもなっていました。

もっと白状しますと、私は「何か」を表現するために「病気」を利用したフシがありました。

(そう、こういう事は、しっぽり呑みながら話す内容です…)

ひとの心理の奥深さに感嘆します。

まるで心が宇宙に繋がっているような壮大なイメージです。

故に私は、「ひと」を描きたいと思うのです。







2021/10/05

身体感覚

 緊急事態宣言が明けて、流石に気が緩んでおります。

ワクチンの副反応はひどいもので、身体が何者かに乗っ取られたのではと錯覚するほどのツラい思いでしたから、それが抜けた時の開放感は、背中に羽が生えたような心持ちでした。

先日は久々に大きなショッピングモールを歩いてみましたが、まるで異国…違う星に来てしまったような感覚で、BGMに急かされ、物欲が刺激され、少し疲れました。消費、消費…とにかく私たちは消費せずにはいられないのだなぁと、疲れた頭でぼんやり考えました。

知り合いのお寿司屋さんに行き、身体が海になる…と錯覚するほど、美味しい海の幸を頂きました。海の記憶を内包する素材を頂けば、そう感じるのは必然で、私は普段くちにする食べ物について、やはり、ぼんやり考えました。

乗っ取られたり、羽が生えたり、海になったり…様々な身体感覚を味わう秋の始まりです。









2021/07/30

作品の変容時期まとめ

 

作品の変容時期をまとめました


【season 1】

1999’

初期

文化学院在学中に、銀座奥野ビルにあるギャラリー巷房にて初個展、作家活動をスタートさせる。

同年、デイケア施設のシャッター壁画などの制作を手がける。後に施設とのコラボ展など開催。


【season 2】

2000’-2007’

羅針盤時代、私ベリー走る

京橋のアートスペース羅針盤で発表を始める。

ひと、動物、半抽象表現など、様々なモチーフを油彩で描く。

次第に人物、少女にモチーフが絞られていく。

木炭画を描き始める。


【season 3】

2008’-2013’

空想する少女たちへ

2008年より、

ギャラリー椿(中央区京橋)、

画廊アートアイガ(中央区八丁目)

の企画画廊で作品を発表し始める。

木炭と少量の油彩で、モチーフを少女に絞り描く。


【season 4】

2014’-2018’

描画、踊る子ども

キャンバスに絵の具で細やかに描画するスタイルへ。

こどもの心情などをテーマに描くようになる。


【season 5】

2018’-2021’現在

絵画するわたくし

筆の運びや、絵の具の自然な表情を生かす絵画へ。

支持体はパネルと綿布に変更。

油彩で、にじみや筆跡を残す描き方へ。

2008年頃の作風を進化させたような表現へ。

「絵の具自ら絵画になっていく感覚」を大事に

絵画することを意識。


【other 】

2004’-2018’

木炭画編

木炭によるドローイング作品。

アートアイガでは、木炭画のみの個展を開催。

木炭の表現を油彩に生かしていく。


2014’

なお子spring!編

鉛筆や水彩による、小品のドローイングシリーズ。

「身体」「性」「子ども」などをテーマに描く。

イレギュラーな作品の位置付けであったので

作家名を「なお子spring 」とし、

限定的に発表した。



2021’

寄り道編

浮世絵や史実を元に創作した

「おいらんとかむろの物語」の連作。

紙に水彩、色鉛筆などを使用。

イレギュラーな表現シリーズのため、

作家名を「門倉直子の寄り道」とした。


2022’

絵画する喜び、成長と後退の葛藤、

ひとの心理と表情をテーマに制作。

大作に取り組む。


2023’

ひみつの部屋で光輝け


アクリル絵の具、キャンバスを使用。

100号を制作。



つづく

2021/07/28

コントラスト

 安曇野市の画廊バナナムーンで開催されました

グループ展は、無事終了いたしました。

ご来場の皆様、気にかけてくださった皆様、

画廊の皆様に、感謝申し上げます。

誠にありがとうございました。

今まで、主に東京で発表しておりましたので、

安曇野という自然の多い観光地では、

作品がどう存在するか、

お客さんの眼にどう映るか、

通用しないかも…などと、

考えていましたが、

フタを開けてみれば、

私の気合いはちゃんと伝わっていました。

いつも東京の画廊に来てくださるお客さんには

場所が遠くなってしまい、来廊しにくく、

申し訳なく思います。

来春は東京での個展を予定しております。

こっそりネットストアでも作品をご紹介しております。

どうぞよろしくお願いします。


オリンピック。

選手の戦いっぷりを観たら、もう。

うその無い、生き生きとした表情を観たら、

応援せずにはいられません。

しかしながら、コロナの感染者が増え、

喜ばしいニュースと不安になるニュースが交互に飛び交い、心の置き所に困惑します。

この強烈なコントラストを私たちは目の当たりにしているわけですが、

さあどうする?と、あらゆる事について、

ずっと何者かに問われている感じがします。

それは、居心地の良いものではありませんが、

どこかで落とし所を見つけねばなりません。

アスリートの方々は、この日のために

長い年月、準備をしてこられた。

その日々の練習の積み重ねや葛藤は

選手の表情が物語ります。

ネガティブな情報が蔓延していなければ、

私はここまで選手に注目していませんでした。

純度の高い選手たちのエネルギーと

ネガティブな情報とのコントラストが強いほどに

私は選手たちの情熱を応援したくなってしまいます。