年末の個展に向けて、
私は言い訳を探している。
「なぜ絵が変わったのか?」
この問い、
手短に答えられそうもない。
(説明したくないを許してくれるだろうか)
頭で描くのをやめてみた。
ここに青、ここに線。
そういう「思いつき」を頼りに描いた。
変な絵になった。
下手な絵になった。
昔描いていた絵に少し戻った。
困ったと思った。
(こんな絵許される?)
だが、腹の中では満足。
そういう感覚があった。
去年の暮れに、
深く潜ってしまう体験をした。
(シャドーワークとか、おそらくそれに近い)
「根源的なもの」に触れた。
生と死の先、もっと大いなるもの。
タオ的なものかもしれない。
わからない。
そこで拾ってきたイメージは、
埴輪とか、漢字とか、線、糸、
群衆、踊り、祭り、巫女さん、
陶器のような質感、
何者か。
絵肌を思い出した。
私の好きなマチエール。
子どもの頃の変なポーズ。
古い土地。
懐かしく怖い昔の町。
…
なぜ絵が変わったのか?
「少女の先に、何者かがいた。
その者を描いた。」
これでいいだろうか。
(わからない)