2017/07/22

「命短し恋せよ乙女」




弥生美術館で現在開催中の
展示のタイトルです。

なにか、駆り立てられるような感じがして、
思わず観に行ってしまいました。

大正から昭和にかけて活躍した
芸術家や文化人たちのスキャンダルを軸にした展覧会。
イラストレーターのマツオヒロミさんの絵が何とも可愛い。
その時代の資料や写真がメインの展示でした。

情熱とも狂気ともとれる女たちの生き様に
私の野性もざわつきます。

体裁よく生きようとしている自分が、
なにか恥ずかしい。
もっと愚かにいきても良いのではないか、と
いやこれ以上愚かに生きてどうする、などと
利きすぎているブレーキの具合を確かめるような
心境になりました。


さて、
日々の制作は、
「どんな絵を描きたいの?」という
至極シンプルな質問を自分に投げかける日々です。

今日、「これだ」と思える表情をひとつ描けました。
まだ途中ですが。

描き込むほどに、「これだ」が薄れてしまうので、、
まあ、その鮮度というか塩梅ですね。


ことばにすると、とても薄っぺらくなるのですが、
「狂気を秘めた女」というのが、
門倉の創作のテーマのひとつかなと、、
そういう女の表情を描きたいなと
考えを整理しています。


頭の中で、「ゴンドラの唄」が流れています。
その歌詞の冒頭が、
「命短し恋せよ乙女~」

ユーチューブでどうぞお聴きになってみてください。
乙女心がざわつきますよ。



↓ 画像は最近の木炭画です(本文とは関係ないです)