先日、
20年来の友人が展示を見に来てくれて、
せっかくなので夕方蕎麦を食べに行きました。
友人は舞踏家になっていて、
私は画家になりましたから、
そば湯割りを頂きながら、
表現や芸術について、
まるで芸術家のように←語り合いました。
ちょっと違う次元で生きているような彼女ですが、
実際は地に足の着いた生活をしていて、
真摯に自分の表現に向き合っているのが伝わってきました。
芸術家を気取るふうでもなく、
何者かの振りでもなく、
奇想天外なパフォーマンスをしてしまう友人の感覚は、
極めて自然な彼女自身の真実なのだと妙に納得して、
私の物差しで計ることを諦めました。
そんな友人には、
私に嫉妬されて石を投げられるくらい、
しあわせで居てほしいです。
入ってみたかった蕎麦屋に友と入れて、
ちょっとした贅沢をしていい気分であります。
次回はひとりで、
カウンターでせいろを頂こう。