先日、吉原芸術大サービスという
アートイベントを観てきました。
吉原観音様の辺りは
何度か散歩したこともあり、
歌麿先生の描いた浮世絵の舞台への憧憬などもあって、
さらに周辺も歩いてみたい、アートがあれば怖くない←
と思い出向きました。
しかし、ちょっと場所をなめていたというか、
さすがにビビりました。
神社や観音様のある辺りは
歩きやすいのですが、
アートイベントでマイルドな雰囲気になっているとはいえ、
昔の赤線地帯に一歩入ると、ぎょっとしました。
「ガチ」という今様の言葉が浮かびました。
明らかに通りを超えると「違う」のです。
それは、新宿などの繁華街ともまた違う雰囲気でした。
風情がある、ともうしましょうか、、。
ひと通り作品を拝見し、
「見返り柳」にたどり着いたら、少しほっとして、
歩いてきた道を戻りつつ、
再び動揺しながら三ノ輪まで歩きました。
吉原は私が思っているほど甘い世界ではないのだと、
浮世絵に描かれた遊女たちを私は誤読していたのではないかと、
すみません、なめてました、と気もそぞろで、
帰りに行きつけの茶屋でお茶を飲んでも
なお心はざわついていました。
しかしながら、惹かれる町であります。
吉原の雰囲気そのものが現代芸術のよう。
歩くだけですが、また懲りずに取材したいです。
だけど、「喫茶店」が好きだからと、気軽に入るはご用心。
(↑どうぞ検索してお調べになって!)