『旅の思い出』oil, cotten on panel.2026’

2023/12/16

化ける時

 寝かせて置いた中途の作品が、ある日思いがけず手を加えたら化けた、なんて事もあるので、「時を待つ」のも描き方のひとつ思う。


作品の出来不出来は、じぶんが一番分かっているはずだが、見る人がステキと言ってくれたならステキな作品なのだから、安易に判断することはない。私が制作した作品だけど、私の物差しではかれない事も起こってくる。


見ることも描いている時間、たとえ長い時間、日数であっても。次の一手を模索している。ちょっとした線を加えるのにも、ぼうっと見ている時間が私には必要だ。

まるで怠けている時間が必要だ。



2023/12/15

生活の問い

 誰かのために自己犠牲しながら生きれば怒りを溜め込み、檻の外に出て自由に振る舞えば罪悪感に苛まれる。

どちらを選択するにも覚悟がいる。


例えばたかだか映画に行くくらい。

そんな些細な選択だっておおごとになるのが生活というものだ、と思った。



2023/12/10

雑記

 掴んだと思っても、振り出しに戻る。

10枚描いて、10枚とも良く描けたなら、

それは理想だけどいかがわしい。

良作も生まれるが、バクも出る。

情熱を頼りに繰り返す。




2023/12/08

悔しくてしにきれない

 描ききらないと死にきれない。

例え百年生かされても、

案外あっという間の人生知れない。


2023/11/11

作品「新しい時代」について

I氏コレクション展

今どきアート2023

見つめる先 -今、未来-


に展示中の作品について。

(2023’11/12まで富岡市立美術博物館で展示)




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 新しい時代 」について


非常に前向きで、真っ直ぐな気持ち。

明るい気分。

近未来への希望。

と同時に「今、ここにある現実」から逃避したい願望も、含んでいるのだと思います。


この作品を制作したのは、2019年です。

今、私たちは、当時からみれば「近未来」に居ます。

数年前に思い描いていた新しい時代は、私たちの思いの通りに叶ったでしょうか。



門倉直子



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2023/10/31

10月のうた

 

秋晴れの

浅草見番 神降りて

舞うひとの名は

にゃんこ先生



口上に

胸熱くする客席の

小さな私の拍手よ 届け






2023/10/21

過去が前世くらい遠くに感じる

 予備校時代の仲間が銀座で個展をされるとの案内を頂き、観に行ってきました。

画家で絵本作家の、松永悠一郎さんの個展です。

ちょうど松永さんも在廊されていて、お話も出来て…

人柄というか、ひたむきな姿勢と、日常への眼差し、その純度の高さに心が震えます。

松永さんの作品を見ると、静かな教えを貰うような感動があり、…自分の生き方やものの考え方を反省してしまいます。

旧友に会うタイミングは、たぶん人生の棚卸しの時か。


わたしは、色々な場所でその時々の物語の中で失敗ばかりでありました。

人間関係を壊してその物語を閉じてしまうことも当然ありました。

破壊と再生の繰り返し。

それでも長く続いてくれてる友よありがとう。

傷つけてしまった友よごめんなさい。

そしてさよなら。

ほんの数十年前が、前世のように遠く感じます。


さて、私も来年2月に個展が決まりました。

がんばろう。