(作品コンセプト 2021年)
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ひとが無意識に醸し出すその表情に、
真実が表れます。
私はその表情のいくつかをとらえ、
絵画していきます。
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恨めしげ、戸惑い、哀しみ…
一見無表情に見えたあの表情こそ、
あの人の本心だったのではないか。
あの表情にあの人の本心が表現されていた。
その奇妙な体験は、私がひとの表情をテーマに描く動機の一端を今も担っています。
表情は語る。
表情から、その心を紐解く。
嘘のない表情に、私たちは救われ、
真に癒されていきます。
2021年5月 記 門倉直子
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