2019/06/30
起き抜けの低血圧少女たちに捧ぐ
ストロベリーチョコレート丸の内。
何でもできそうな気になって
東京駅で宙返り、していた私も、
十数年の時が過ぎ
昼時のライオンで
ノンアルビールを飲むほど
大人になっていました。
誰かと誰かをつないでみたら、
十数年は3秒で解決。
黒のプリズム、魔女と奴隷、
カギを閉めなかったわたし。
再会ならば、
6月の雨のなか。
生き直すことができるなら、
バラのような花。
よりクラシックに。
少女をやめる前に
神様の肌をあなたに捧げたい。
ゴールデンタイムのファイティングベイビーたちは、
寝具を着て小休止。
むらさきいろの窓から、
にばんめの鳥が飛んでいくのを
一瞬だけ、
こめかみから見たの。
花びらより軽い先生のうそは、
隙間の時間に埋め込んでしまおう。
しかも時計のあった場所に。
あなたと交わした口約束を
いちばんめの鳥は覚えているよ。
風薫る口紅は、
詠み人知らずのままでいよう。
起き抜けの低血圧少女たちが、
今日も夢を羽織る。
新しい時代のはじめに、
みんなしあわせじゃなきゃいやだ と、
ようやく気付いたのは、
真っ暗なたそがれどきでした。
世界の天辺で電車を待つの。
しあわせすぎて悲しい。
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門倉直子-生活と絵画- は、
無事会期を全うすることができました。
応援してくださったすべての皆様に
深く感謝申し上げます。
一日だけ、会期延長があるようですので、
画廊のツイッター等チェックしてみてください。
でたらめの詩を書きました。
今回の作品タイトルを
いくつも織り込んでいます。
(いくつか見つけられますか?)
次回作をお礼状に代えて。
有り難うございました。
またお会いできますように。
ありがあとうございました。
令和元年6月末日
雨の日曜日
門倉直子 拝