門倉さん、どうして怒らなかったの?
怒っていいんですよ?と、
友達に指摘されて、ハっとなった。
嫌な気持ちになったなら、
それは不快だ、むかつく!
デリカシーない!と、
正直な気持ちを言えばいい。
それをどうして躊躇したのか。
私が我慢すれば場が収まる、
嫌われたら困る、
という気持ちと、
負けず嫌いな性格がこじれて、
もやっとして眠れなかった。
翌日、私の気力はしぼんでいて、
泣き腫らしたような気持ちで、
私の頑固さやいじけるクセを
恨めしく思って、
攻撃する気持ちはじぶんに向かってしまった。
そしたら、友だち。
完璧な味方でいてくれる友だちは、
あなたが傷ついたのは事実だ、
些細な事だ、なんだそれ位でとか、
苦しみは人と比べるものではない。
あなたが傷ついたのは、事実だ。
と言ってくれた。
救われた。
気力が戻ってきた。
そして、
心を守れるのは自分自身しかいませんよ、と
諭してくれた。
いつかのこの些細なエピソードを
無かったことにしないために
無かったことにしないために
書き留めます。
(じぶんのことばかり考えてないで、
相手の立場を考えなさい!
と教育されてきたのに、
今度は逆をしなければ
生き抜けないなんて…!)