2016/04/23

美術館の粋な対応




案の定、若冲展の初日は混んでいました。
夕方以降なら、多少マシになっているかな?と、閉館1時間前に入場しましたが、やっぱり混んでた。

図録やグッズを買うのにも、長蛇の列で、レジが9台フル稼動していても、ナントカランドのアトラクションなみに並ばないと買えない勢いでした。

閉館時間を過ぎても待ち並び、素晴らしい展示を鑑賞した後でもさすがに疲れ気味にならんとした時、スタッフの男性が、会計に並ぶ長蛇のお客様に、トークを始められました。
カゴに若冲グッズのお酒を入れて、それを並んで待っているお客様に販売しながら、「15年この仕事やっていますが、あ、お酒売るのじゃないですよ、展覧会のグッズの…こんなに盛況なのは初めてです。ありがとうございます」(意訳)
などと、スタッフならではのトークをされていました。
なんか妙にトークが上手くて、お疲れモードの空気は和み、並んで長く待っているお客様から笑い声も。なんか良い感じでした。
そのスタッフの方は、グッズの企画販売のリーダーだったようです。特別に手売りしていた若冲のお酒のラベルについて説明してくれて、私はそのお酒を購入出来なかった事を今少々悔やんでいます。
あのスタッフさんから手渡しで買いたかった!という思いです。
レジをがんばるスタッフにも、「あと少しですから!」と励ましたりしていて、その気遣いに感心してしまいました。

スタッフさんの粋なトークを聴けたおかげで、長蛇の列に並んで長く待って得をした気分です。

おまけに会場で、知り合いのコレクター様にも偶然お会い出来たのですよ。それもまた嬉しくて。
ハッピーな一日でありました。
(そして肝心の展示の感想は書かない)


若冲展、もう一回伺います。