2016/10/28

恥ずかしい




1年前の話ですが、作業用にジーンズが欲しくなり、
せっかくだからちょっと良いものをと考え、
意を決してよく行く服やの店員さんに相談しました。

「デニム、ちゃんとサイズ見てもらったことなくて、、
ユニクロでしか買ったことなくて、、」
と店員さんに白状したら、
「あは!」と笑われてしまい、何とも恥ずかしくなりました。

店員さんは、二種類のデニムをお勧めしてくれて、
試着しました。
ちょっと私には小さいかな?と感じたサイズが入り、
わあ、ぴったり、これ丁度いい、と思ったら、
「ここにシワが出来ているので、大きいですね」と、
又の脇のシワが気になるようで、
さらに小さいサイズを勧めてくれました。

「いやいや、これは入んないでしょう」と
しぶしぶタヌキの巣穴ほどしかないウエストに
腰を通したら、なんと入ってしまったのです。

「入った、、!」と私は小さく驚き、
「、、けど、かなりぴっッッたりなんですけど、、」と
脚に吸い付くような履き心地に不安を覚えたのですが、
店員さんは真剣な目でフィッティングしてくれて、
「シワも入ってないし、伸びますから、」と小さいサイズを勧めてくれました。
二万円くらい。私にとっては高価な買い物で、
とても満足のいく買い物でした。


一年経って、
そのジーンズ、ひざの部分が破けてきました。
ダメージ・ジーンズに変化したのです。
しかし私は作業時のためにこのジーンズを購入しました。
ジーンズの裂け目から、むっちむちの膝が出てしまい、
キケンで履けない。

結局私は、10年選手のユニクロジーンズを引き続き履いています。
ユニクロジーンズの意地を感じています。

そしてあの日、
小さいジーンズを履けた時に、それを買えた時に、
ちょっと優越感を感じていた自分が、すこし恥ずかしい。